8月30日の下野新聞3面に、私たちの「網上げ」の様子が掲載されています。作業している様子はチーフ佐藤です。
春先から収穫終了まで、梨畑は防ひょう網で覆われています。この網は雹(ひょう)から梨の花や実を守るだけではなく、鳥や虫、動物、病気の侵入を防ぐ効果もあります。収穫後にまくり上げて束ねておきます。阿部梨園は収穫が終わっても気を緩めることなく、最速で網上げ作業に入ります。台風の前に網を束ねておけば被害を少なくできるという利点もあります。当園では台風10号の被害はほとんどありませんでしたが、被災された地域の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
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http://www.shimotsuke.co.jp/category/life/education/general/news/20160830/2433339
宇都宮県下荒針町の「阿部梨園」では29日、従業員がナシ畑を覆うネットの撤去作業に追われた。暴風でネットが切れたり、飛ばされたりするのを防ぐ。ネットは防ひょう網と呼ばれ、虫や鳥からナシを守る役割もあり高価だという。この日は午前中に収穫が全て終わった「幸水」の畑1.4ヘクタールを覆うネットを従業員ら4人が手作業で折りたたみ、支柱に縛り付けていった。台風接近に伴い、撤去作業を早めた。梨園内には間もなく収穫が始まる「豊水」など他品種も多く実っている。阿部英生代表(39)は「これから収穫する品種のネットは撤去するわけにはいかない。台風には、それてほしい」と吐露した。