ソーシャル経済メディアNEWSPICKSさんの新連載、農業特集「農業は死なない」にて、阿部梨園の改善事例とマネージャー佐川のことを取り上げていただきました。有名な経済メディアなので大変光栄です。有料会員限定記事ですが、NEWSPICKSは2週間の無料トライアルがありますので、一時的に会員登録してご覧いただくことも可能です。
【公開】東大卒「畑に入らない農家」のカイゼン500 -NEWSPICKS
連載の他の記事も大変面白いので、どうぞご覧ください。
扉記事:【新】農業を革新する、7人のアウトサイダーたち -NEWSPICKS
佐川が阿部梨園に至る以前から、現在に至るまでを非常に丁寧に取材していただいています。佐川と阿部が意気投合するまでの叙情的な側面も今までになく詳細に書き綴っていただいたので、読み物にもなっていると思います。ライターの川内イオさん、本当にありがとうございました!
個人的には、CF以来の知恵袋プロジェクトが農業界外まで届けばいいなと願ってきました。今回、その機会をいただいて非常に嬉しく思います。これもクラウドファンディングでご支援いただいた皆様のおかげです。
以下は、NEWSPICKSの当該記事にコメントした文章です。転載します。ありがとうございました^q^
本記事の阿部梨園佐川です。読んでいただいてありがとうございます^q^
弊園の経営改善実例は「阿部梨園の知恵袋」というサイトで全て無料で公開されています。ご覧ください。4年間の道のり、悪戦苦闘も赤裸々に書いています。
未来食堂さんに着想を得て、農業でもオープン化が必要だと思い、クラウドファンディングで起案しました。返戻率低めなのに、320名以上から約450万円もご支援いただきました。
日本の個人農家は生産性が低いから淘汰されて当然、と切り捨ててしまえばそれまでですが、個性派農家の皆様に、元気に生き残ってもらいたいという個人的な願望が起点なので許してください。
大規模化やIT化、法人化などのビッグワードが農業者の頭上を飛び交います。それらを取り扱う農家自体がアップデートされなければ実効性は薄いので、まずは目前の小さなことから合理性を注入し、体質を変えるよう提案しています。
生産技術や情熱は不足ないのに、事務や経営、雇用においては他業界では当たり前のものが色々ありません。最初は引くほどびっくりしました。先代のやり方をコピペしている限りでは、ワークフローを見直すことすら少ないのです。私はこれを反転して「伸びしろ=ポテンシャルがある」と捉えてみました。
(なぜ今まで農家の非生産分野に光が当たらなかったのかはお察しくださいw)
戦略コンサルや広告代理店のかっこいい再生事例ではありません。トヨタ式ほどキッチリやってもいません。農家の極小リソースで、できることを手当たり次第に消化した泥だらけのテクニックです。私自身も生活やキャリアをBET ALLしました。
まず目前の機会損失を一掃してから、あるべき農業経営を語ってもいいと思っています。この話題提起をきっかけに、優秀な方々や企業に参入していただいて、抜本的な解決してもらいたい一心です。
私のような変わり者が農家にフル就職する事例の再現性が低いことはわかっています。専従の参謀がいなくても農家が自己変革できる仕組みが必要です。これは事業会社さんと連携を始めています。
最後に、この取り組みは、私だけではなく阿部梨園のスタッフ一同、とりわけ代表阿部の成果だということは書き残させてください。ありがとうございました><(長)